僕は多分、生活保護だけど贅沢がしたいと叫ぶ生活保護受給者と同じだ。手に届く範囲の幸せに満足できず、隣の芝生があまりにも青く見えてしまうため不平等だと叫ぶ人間の一人だ。友達も恋人も夢も全部諦めてしまえば楽なのだ、今の自分を受け入れて自己受容を高めるのだ、と僕の心の中にいる自己啓発者は言う。
先程とある生活保護受給者の投稿を見た。その方の投稿内容は毎回殆ど同じで、人生とはちっぽけでファーストフードで得られる幸福と手頃な娯楽を楽しめる自分の人生は素晴らしいという主張だ。僕も彼みたいになれるだろうか。或いは彼も自分にそう言い聞かせないとやっていけないのだろうか。
snsに触れると、労働しているのに生活保護以下の生活をされている人もいることを知る。そう考えると僕のような人間が果たして金を稼げるのかと不安になる。発達障害を持つ人の年収は普通の人に比べて明らかに低いって統計を見た。益々不安である。
僕のような発達障害を持つ引きこもりと、生活保護者と、ワーキングプア。この中でだれが一番幸せなのか。僕には分からない。
